今日は令和3年5月10日月曜日です
前回の予告通りサイディングの施工風景を記事にしていきます
材工で149万円税込み産廃元請処理の現場です
専属の職人さんと二人で施工していきます
本日の工程は
水切り取り付け
防水シート張り
サイディング張り出し用スターター
ここまで行ければお御の字ですね
職人さんにシート張りを任せて僕は水切りを取り付けていきます
ウチで使ってる水切りは
城東テクノの防鼠付き水切りという商品になります
板金の加工は基本必要なく、面取出隅、入隅、エンドキャップ、ジョイントと揃っているので
取り付けは寸法測ってディスクグラインダーで切断するだけです
僕がこの水切りを使用する理由は面取出隅です
普通の土台水切りは板金バサミで切り込み90度に曲げるのですが
角が出来るので玄関周りのように人の出入りが多い場所では危険を感じることがありました
この面取出隅は写真の通り面が取れてて危険度が下がってます
これを人の手で加工しようとすると一つの出隅を加工するのに相当な技術と時間がかかります
詳しく知りたい方はリンク先の商品説明を見て下さい
透湿防水シート張りです
土台水切りを取り付けた後にシートを張り上げていきます
ウチではシートを張るときに張り出しの墨を打ちます
他の職人からは馬鹿にされることもありますが、ちゃんと理由があります
土台水切りの取り付け高さの墨を基礎天端から80ミリにしてシートの張り出しの高さを
1055ミリにすることで水切りの立ち上がりに丁度良くかかります
かかりすぎると水切りとサイディングの隙間からシートが見えてしまうし
かからなければ防水上アウトなので張り直しになります
適当に張って仕事を増やすなら最初から高さを出してから張り出した方が良いです
防水シートはデュポンのタイベックのハウスラップを使用してます
値段は他のシートに比べたら高いのですが、職人目線で見てもこれ以上の透湿防水シートはありません
自分で工事を請けられるようになったら値段は気にせず絶対に使おうと思ってた商品です
サッシ周りに張っている防水テープはブチルテープの75ミリです
住宅用の防水テープにはアクリル系のテープとブチル系のテープがあります
どちらにも特性があるので一概にどっちが良いとは言えませんが
値段はブチルテープの方が高いです
テープ幅は50ミリが基本ですが、JIOの防水検査の仕様書には75ミリが推奨されています
リンク張っておきます ≫防水施工マニュアル
ちなみにツーバイフォー工法ではブチルの100ミリが仕様です
なので100ミリのブチルテープをツーバイテープとも呼びます
今回は縦張り横張りの張り分けなので下地を流していきます
横ドーブチを並べてるところが縦張りになります
横張りの所は15ミリの通気留め付け金具を使用して張り上げていくのですが
縦張りは縦方向に金具を留めるのでドーブチを横方向に流して
ドーブチに2ミリ金具でサイディングを留めます
OSBやノボパン、構造用合板が外部に張ってあるなら縦張りもドーブチ流さず
通気金物で張り上げていくのですが
ダイライトには何も利かないのでそのまま張り上げたら必ず脱落します
ドーブチは15ミリで下地の柱を狙って釘では無くビスで留めてます
今日はシートを張り上げたので5時過ぎぐらいに仕舞いました
明日はサイディングの現場搬入があります
作業の予定は
材料荷受け
貫通部の防水処理
バルコニー笠木部分の防水処理
午後からはサイディングを張り出せると思います
また明日も更新します
今回はここまで!
ご安全に!
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