今回は土曜日の作業風景を紹介していきます
本当は土曜の夜に更新したかったのですが、現場は昨日に引き続き良い天気だったので
二日連続で軽い熱中症にかかりすぐ寝てしましました
朝からルーフバルコニーを張っていきます
まずはウインチを設置して荷揚げの準備をします
建物左側の足場にかけます
普段住宅ではウインチかけることはありません
大型のアパートや今回のように狭い敷地でルーフバルコニーがある場合なんかに使います
外観を何回か晒しているので説明する必要ないと思いますが昇降設備なんてついてません
長いパネルは人力で上げた方が早いのですが細かいパネルはある程度まとめて機械であげます
下から見るとこんな感じです
パネルは万力で締めてそれをフックにかけます
これで大丈夫なの?と思うかも知れませんが大丈夫なんです^^;
上で健ちゃんに引き込んでもらいます
この一連の画像を見て危険に思う方が沢山居ると思います
でも僕はこれが最適解だと思ってます
昇降設備の無い三階建ての屋上まで何十回もサイディングを持ちながら足場をよじ登る姿を想像してください
足場板の幅は約20センチで建物との隙間は10センチぐらいです
そのうちサイディング落とすか自分が落ちます
下の画像はこの建物右面です アンチは10センチでもはや作業用の足場ではありません
それでもかかってるだけ僕たちは幸せで、パイプ一本の現場も珍しくありません
僕はたまたま業者として工事を受注できる立場になったので予算をかけてより安全な方を選択できるようになりました
町場の工務店のサイディング工事はこれが現実です
他の職人たちは一生懸命足場をよじ登ります
場面は変わって朝一にはバルコニー内の墨出しをしました
テクノ販売のフルライン電子整準グリーンレーザーを使ってます
このぐらいの明るさでもレーザーを認識できます 赤には戻れません
受光器とセットで20万以上しましたが元は取りました
小口シーラーを紹介します
実物見たこと無い人沢山居ると思います^^;
誰も塗りません^^;
この商品は切りっぱなしの切断小口に塗布するシーラーです
サイディングは切断したままだと切り口から水分を吸収します
それを防ぐためのシール材です
僕も商社の外注でHMの仕事するまでは塗ったことありませんでした
基本、材料支給の手間請けは現場に入ってなければ塗ることはありません
手抜き業者や素人が親方張ってると小口シーラーは入れてくれません
新築しかやったこと無いと重要性が分からないのですが、改修工事でバルコニーの張り出しの材料が
脆くなってるところを何度も見たので僕は必ず塗ります
透明なので塗ったか塗ってないか分からないのもダメなんですけどね
支給されても使わずに捨てる職人もいます 塗らなくてもバレないからです
切りっぱなしの小口には必ず塗ります
次に防水処理の質問を頂いたのでウチで採用している方法を紹介します
始めに断っておきますが、職人さんや施工会社によって使う部材やテープの張り方は違います
雨水の浸入を防ぐという意味では皆同じなのでよろしくお願いします
使用するのは両面ブチルテープの75ミリです
片面と両面では両面の方が良いです テープ同士が密着するからです
アクリルとブチルはどちらにも特性があるので甲乙をつけにくいですが
今回のような使い方ではブチルの方がテープ同士の融着が起こるので防水に有利に働くと思います
アンテナ線です
線を少し上向きにしてから下側にテープを張ります
剥離紙を剥がします
線を下向きに戻しながら上からテープを張り付けます
これは当たり前のことなんですが水は上から下に流れます
テープを張る順番を間違わないでください
上から張ったテープの剥離紙を剥がしピンホールに注意しながら上下左右しっかり擦りつけます
こんな感じで全ての貫通部を処理していきます
かっこよく張れました^^;
ルーフバルコニー内は時間内に全部は張り切れませんでした
暑かった!
まだ体が暑さに慣れてないのですぐ頭痛くなります
今年は空調服を買いたいと思います
月曜日は健ちゃんが次の現場の防水シート張りに行くので僕一人で、縦張りの段取りと出窓を張って行く予定です
ルーフバルコニー内は一人でやっても能率悪いので火曜日に取っておきます
今日までの作業内容で何か聞きたいことがありましたらTwitterでお気軽に聞いて下さい
簡単に答えられることはすぐに返事します
答えが長くなるものは改めて記事にしたいと思います
今回はここまで!
ご安全に!
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